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| ■めざそう“生涯元気” 第1回 健康寿命に目を向けよう■ |
| *これからの人生に向けて |
| *これまでの人生経験を土台に、「次の」新たな人生を送る。 |
健康寿命をのばすうえでもうひとつ大切なのは、身体機能が低下してきたとしても、決してあきらめてはいけないということです。
日本は平均寿命・健康寿命ともに世界一ですが、一方では寝たきり老人の数も世界一です。つまり、健康なときは世界一健康だけれども、いったん病気になると世界一不健康ともいえます。その理由は、障害が起きたときにあきらめてしまう人が多いからです。
欧米では一度障害が起きてもあきらめずに、再び元気を取り戻すケースも珍しくありません。万一障害が起きた場合でも、障害を受け止め、障害と共存していく姿勢を持ち、その中で自分にできる趣味や興味の対象を探し、実践することが、求められます。 |
30年前、男性の平均寿命は定年の年齢とほぼ同じでした。定年後の余生は2、3年しかなかったわけですが、現在は、定年を60歳としても20年の人生があり、「残された人生」という表現も適切ではありません。
この20年を、ただ何かが失われていく期間と考えては、あまりにも淋しいでしょう。何度も強調しているようにポジティブな志向を原動力に、「次の人生」を成熟させて実らせていくという意識を持つことが必要です。
健康寿命をのばすことは、自分の興味のあることを一生懸命に行うこと、そのために自分とは何なのかを常に考えることです。それは、自分の人生が問われていることでもあります。30代40代の頃からどのように生きていくかを考えることも必要ですが、60歳70歳になっても新しい何かを見つけて始めることはできます。むしろ60年70年という人生経験は、人生を成熟させるために欠かせない財産となるはずです。このことを十分に認識することが、「生涯元気」に暮らしていくための出発点となるでしょう。 |
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いつも前向きでいることが、健康寿命をのばす秘訣です。
これまで「老い」というと、余生であり、最後の時期、喪失の時として受け止められてきました。しかし、寿命がのび、定年後にも20年の人生がある。この20年間を新たにプラスされた期間ととらえ、第二の人生として考えることが必要でしょう。この間には、自分の興味のあることや趣味、交友関係など、新しい何かをつくっていくことができます。あるいはそれまでの人生の総決算として、より充実したものに仕上げていくことができます。ですから長く生きることは、何かを失う過程ではなく成熟させることと言い換えられます。こうした発想の転換によって何事も前向きにとらえ、皆さんがこれからの人生をますます謳歌していただくことを願ってやみません。 |
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