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| ■めざそう“生涯元気” 第1回 健康寿命に目を向けよう■ |
| 健康寿命をのばすためには、いつもこだわりのない気持ちを持つという精神的な側面に加えて、日頃から体の健康管理を行うことが必要です。ここでは、生活習慣病の専門医療を実施する中で、健康寿命をのばすための診療にも力を入れる久保明先生のお話をもとに、身体的側面から健康寿命をのばす方法を考えます。久保先生は、老化の度合いを判定する人間ドック「健康寿命ドック」を開設しており、その考え方やノウハウは健康寿命をのばすための健康管理にきっと役立つでしょう。 |
| 取材協力・監修 |
久保 明先生
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高輪メディカルクリニック院長。医学博士。東京都済生会中央病院内科副医長を経て現職。杏林大学非常勤講師のかたわら日本予防医学協会学術担当理事などを務める。昨年秋から同クリニックに「健康寿命ドック」を開設、寿命の質を高めるための健診・診療に力を入れる。 |
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| *老化とは |
| *生活習慣とも深く関わりながら、心身機能が低下するのが老化。 |
いつまでも若々しく、健康寿命をのばしたいと誰もが願っています。しかし残念ながら、体の細胞や臓器の機能は確実に衰えていきます。
老化とは、加齢とともに心身の機能が低下することです。老化の原因は完全に明らかにされていませんが、単純に年齢で測れるものではなく、個人差があります。「まだ若いから大丈夫だ」と安易に考えずに、別掲のようなテストを行って、身体機能のチェックをしてみましょう。
老化は症状の現れ方も人それぞれです。それらを大別すると「免疫系」「血管系」「神経系」に分けられます。免疫系では感染症、血管系では動脈硬化、神経系では運動・知覚・記憶の障害があげられます。「あの人の名前が思い出せない」というような場合は、神経系の障害ということも考えられます。 |
老化は、高血圧や高脂血症、糖尿病といった生活習慣病とも深い関わりを持っています。たとえば、目の水晶体が濁って物がぼやけて見える白内障は、多くが老化によるものですが、糖尿病の合併症でもあります。「ぼやけて見えるのは歳のせいね」と簡単に思わずに、影に糖尿病が潜んでいる可能性も考えなければなりません。
さらに、生活習慣病の裏にも危険が潜んでいる場合があります。それは動脈硬化です。
動脈硬化は高血圧、高脂血症、糖尿病(動脈硬化を引き起こす三大リスクと呼ばれます)によって引き起こされます。動脈硬化はさらに高血圧、高脂血症、糖尿病を悪化させ、それが繰り返されるという悪循環をもたらします。
動脈硬化は、加齢とともにある程度は誰にでも現れてくるものです。しかしそれを悪化させるのが高血圧、高脂血症、糖尿病といった生活習慣病です。先の老化の症状でいえば「血管系」にあたる動脈硬化が、老化や健康寿命に強い影響を与えることをしっかり認識しておきましょう。 |
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