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| ■めざそう“生涯元気” 第1回 健康寿命に目を向けよう■ |
| *老化を進める要因 |
| *血液成分や免疫機能の変化が老化や動脈硬化を進行させる要因に。 |
日本人の死因は、がん、心疾患、脳血管疾患が上位3つを占めています。このうち心疾患と脳血管疾患の共通した誘因もまた、動脈硬化です。
動脈硬化は高血圧、高脂血症、糖尿病を引き起こし、これらが虚血性心疾患や脳血管障害を発症させます。つまり、動脈硬化はすべての元凶と呼んでも言い過ぎではないでしょう。動脈硬化を防ぎ改善しなければ、健康寿命をのばすどころか、寿命自体を縮めることにもなりかねません。
そこでここでは、動脈硬化に絞って見ていきます。 |
動脈硬化とは、動脈の内壁にコレステロールや血液の固まりがたまり、血管平滑筋の増殖を伴って内腔が狭くなったり詰まったりするものです。
動脈硬化が進んで血管が完全に詰まると、その場所が脳であれ
ば脳梗塞、心臓であれば心筋梗塞を引き起こし、いずれも生命の危険を伴います。
動脈硬化の起こりやすいのは、脳、心臓、足にいく血管です。脳出血、脳梗塞やめまい、心筋梗塞、狭心症、足のしびれや痛みなどの病気・症状が、動脈硬化によって引き起こされます。
では、動脈硬化は何によって進行するのでしょうか。その主なものとして「血管・血液の老化」「活性酸素」「免疫・ホルモンのバランス障害」の3つをとりあげました。
1.血管・血液の老化
加齢とともに血管は老化し、硬くなっていきます。これに生活習慣病が合わさると動脈硬化が進み悪化していきます。
血液も動脈硬化と密接に関係しています。血液の流れやすさ(さらさら度等)・固まりやすさのほか、日常の生活習慣の中で蓄積されてきたコレステロールや中性脂肪など血液中の脂質関連成分が、動脈硬化を進める要因となります。また、ホモシステインと呼ばれる成分のように、血管に障害を与える炎症関連成分も血液中に含まれています。
2.活性酸素(抗酸化力とのバランス)
加齢やがん、心臓病などに活性酸素が深く関わっていることが注目され、研究が進んでいる活性酸素。私たちが呼吸で取り入れた酸素も一部は活性酸素となり変化したもので、体を酸化させて細胞を傷つけます。この活性酸素を取り除く働き(抗酸化能)を本来、人は持っていますが、生活習慣などによってその働きが弱まるなどの影響を受けてしまいます。抗酸化能を持つ代表的な物質には、ビタミンC、ビタミンEがあります。
3.免疫・ホルモンのバランス障害
私たちの体には外部から侵入してきた異物(菌など)を排除する免疫機能が備わっています。その一部は加齢によって低下することが知られています。
ホルモンには成長ホルモン、甲状腺ホルモン、副腎皮質ホルモンをはじめ100種類以上あるといわれています。いずれも健康な生活のために欠かせないもので、加齢によって変化する場合があります。とくに女性ホルモンは年齢の影響を強く受けます。これらホルモンも、老化や動脈硬化と関係しています。
このように動脈硬化の進行を食い止めるためには、生活習慣病に気をつけていればいいだけでなく、血液や抗酸化力、免疫・ホルモンのバランスといった点にも目を向け、十分に留意しなければなりません。 |
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