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| ■めざそう“生涯元気” 第3回 元気なからだづくりを心がけよう■ |
| 老化によって低下するエネルギー産生能力を取り戻す。 |
| *抗酸化作用 |
| *エネルギー産生とは違う形でCoQ10が作用し、抗酸化作用を発揮。 |
私たち人間をはじめ、ほ乳類などの動物は、酸素がなければ生きていけません。その一方では、マウスを酸素濃度の非常に高い場所で飼育すると寿命が縮まるという実験結果がよく知られているように、酸素は強い毒性も併せ持っていますので、「体がサビつく」という酸化現象から、私たちは逃れることはできません。
そのため、人には酸化から身を守るシステムが本来備わっています。SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)やカタラーゼ、グルタチオンといった「抗酸化酵素」です。しかしこれだけでは生体脂質の酸化を防ぐには不十分。前述したビタミンEやC、カロテノイドなどの抗酸化物質が必要となりますが、CoQ10はそのなかでも第一線で働く強力な抗酸化作用を発揮します。
ご存じのように酸化の元凶となるのが活性酸素で、これが過剰に生成され続けると体各部の脂質やたんぱく質などが酸化します。こうして体がサビついた状態を「酸化ストレス」が加わった状態と呼びます。
酸化ストレスは臓器・器官のあらゆる部分に害を及ぼすといっても過言ではなく、老化をはじめ動脈硬化や心筋梗塞、がん、糖尿病、紫外線障害に至るまでさまざまな病気を引き起こします。それだけに抗酸化物質は私たちの健康的な生活にとって欠かせない物質です。 |
| 酸化型CoQ10が還元型に変わり抗酸化作用を発揮。 |
CoQ10の抗酸化作用は、「還元型」と呼ばれるCoQ10が重要になってきます。
一般にある物質が酸素と結びつくことを「酸化」、反対に酸素を奪われることを「還元」といい、酸化と還元は同時に起こる化学反応です。CoQ10のサプリメントは組成が安定していることから「酸化型」ですが、体内に入るとその一部は「還元型」となり、抗酸化物質として働きます。先のエネルギー産生が酸化型によって十分に作用が発揮されるという報告がありますので、つまり、サプリメントでCoQ10を補給すると、酸化型と還元型の両方のCoQ10が体内に補給されることになり、エネルギー産生促進作用と抗酸化作用という2つの違った働きを生み出すことにつながるといえるでしょう。 |
CoQ10は加齢とともに減少するため、食品やサプリメントなどで補給することが必要です。食品ではいわしなどの青魚、牛や豚などの肉類、卵、ピーナッツなどに多く含まれています。しかし、いずれも含まれる量自体が少ないので、サプリメントによる補給が望ましいでしょう。
CoQ10は比較的長く体内にとどまるとはいえ、補給しても1週間程度でもとの血中濃度に戻るといわれていますので、継続して摂ることで効果が期待できます。ビタミンやミネラルと同じように、CoQ10も日頃から補給し長く続けることが肝心です。
「心臓病の薬と一緒に飲んでも大丈夫なのか?」といった声をよく聞きますが、一部の例外を除いて問題はありません。これまでに他の医薬品との関連性が指摘された報告はありませんし、重篤な副作用も報告されていません。CoQ10は人が本来持っている物質ですから、安全であることは間違いないといえます。 |
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